競馬予想

弥生賞ディープインパクト記念(G2)の予想とレース展望&全頭診断|2022.3.6

自信度:
★★★☆☆
本命馬:
ジャスティンロック

皐月賞前哨戦!クラシック戦線の主役は?

2022年3月6日(日)に中山競馬場で開催される弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ)のレース展望・全頭診断と予想を紹介します。

※前日段階での予想です。当日のパドック見て、予想を変更する場合もあります。Twitterで更新しています。

  • S評価:馬券の軸候補
  • A評価:馬券の相手候補
  • B評価:馬券に入れるかどうかは当日の気配次第
  • C評価:今回は消し

S評価

S評価:ジャスティンロック 想定4番人気(推定9.1倍)

京都2歳Sで負かした馬が、その後重賞戦線で活躍。京都2歳S後、すぐに弥生賞への参戦を表明したことからもここへ照準を合わせたローテーションは好感が持てる。3戦連続上がり最速を記録しているが、未勝利戦、京都2歳Sともに4コーナー2番手まで押し上げる機動力とスタミナを見せた。松山弘平騎手がサウジ遠征で早々に乗れない(実際は規制緩和で乗れた)ことが分かると川田騎手を確保した陣営の本気度は伺える。

京都2歳Sは強風で時計のかかるコンディション。土曜の中山も強風で、モーリス産駒が芝レースで活躍するなど少々タフな馬場。今の中山の馬場への対応は十二分に対応できる。

不安点はゲート。ここ2戦ゲートの出が悪いが、そこはこの休養期間で厩舎も承知の上で対策は施してくるはず。ここは勝ち負けを期待したい。

S評価:インダストリア 想定2番人気(推定5.5倍)

前走のジュニアC(L)は、800m通過48.1秒のスローの展開で先行馬が止まらないレース。そのレースを中団から直線差し切ったレースが強い内容。逃げたベルウッドブラボー、モンタナアゲートがそれぞれ2,3着に残ったことを考えても中山適性&マイル適性が高いことを示した。

このレースでNHKマイルCはこの馬本命か。と思ったが、弥生賞参戦を表明。目標はNHKマイルCのようだが、先を見据えて2000mのレースに挑戦。

距離延長はプラスか?と問われると半信半疑だが、このメンバーであれば中山での末脚は確実に上位。前走マイル戦を走っていた馬が馬券内にくることもあるのが弥生賞。ここも期待したい。

A評価

A評価:ラーグルフ 想定7番人気(推定13.7倍)

ホープフルS3着の実績から7番人気は低評価。鞍上丸田騎手で少し嫌われているかもしれないが、中山2000mで結果を出しているアドバンテージは高い。

この世代は、朝日杯FS<<ホープフルSという図式。

その中で3着に入ったこの馬は、世代上位の力はあると見ている。イメージ的には昨年のタイトルホルダーのようにこの時点で人気ないのはイメージが被る。

また前走+14kgだったが、これは成長分。一戦ごとに力をつけてきている成長曲線は好感持てる。堅実にしっかり走れるタイプでここも好走が期待できる。

A評価:アスクビクターモア 想定3番人気(推定6.9倍)

前走1勝クラスをノーステッキで勝利。着差は僅かだが、2着のレヴァンジルがスムーズな競馬をして勝ちの展開だったが、外枠から終始外を回って上がり最速で差し切り。着差以上に強い内容。

メンバーレベルは上がるが、アサヒやドウデュースなどとも戦ってきたのでここでも上位の実力は推して図れる。また、東京で負けて中山で走るという結果からも中山適性の方が高い。

アイビーSではドウデュースに敗れたものの舞台が中山に替われば逆転は可能と見ている。前走+10kgも成長分。ここに向けて調教も動けているので期待したい。

A評価:リューベック 想定9番人気(推定23.5倍)

若葉Sは逃げる展開になってしまったが、そのまま押し切る競馬で快勝。+18kgも成長分だった。最終追い切りは栗東CWで67.9-52.0-36.9-11.3と馬なりで軽快に走っていたが、見た目以上に時計が速い印象を受けた。札幌2歳Sでの大敗で人気を落としているようだが、当時とは馬が変わっているように見える。当時は札幌芝コースでの追い切りだったので比較はできないが、動きは今回の方が良さそう。

鞍上は引き続き池添騎手。混戦の舞台でこそ力を発揮するタイプのジョッキーだけに低評価を覆してくれるはず。

B評価

B評価:ドウデュース 想定1番人気(推定2.5倍)

朝日杯FSの覇者。ただ、その後朝日杯FS組が少し結果が出ていないだけに、世代でのレースレベルではホープフルSに劣るというのが見立て。3戦とも異なる舞台で結果を出しているだけに中山の舞台でもおそらく大丈夫。着差は僅かでも勝ちきれるところがセールスポイント。

賞金的にはクラシックには出れるので本気仕上げではないのは確か。馬券内はあっても勝ちきれるまではどうか。

B評価:ボーンディスウェイ 想定8番人気(推定21.9倍)

ホープフルS5着馬。速い上りこそ使えないが、スタミナが豊富なので先行して粘り込むタイプの馬。中山は3戦2勝と得意としている舞台。先行することができればしぶとく粘れる。

勝ちきるまではどうかだが、展開次第では馬券内の可能性は高い。

B評価:アケルナルスター 想定11番人気(推定43.5倍)

ホープフルSでは上がり最速を記録。ほぼ最後方からの競馬なので上がり最速はそれほど評価はできないが、未勝利戦で出した末脚はインパクトが強かった。前走の共同通信杯は、稍重以上に馬場が堪えたようでレース後の息の入りもイマイチだった模様。この馬に合わない馬場だった。

今回は中山が舞台。良馬場で行われるのは良いが、舞台は東京の方が良い馬。ここはその分割り引きたいが人気しないようなので3着に突っ込んでくる可能性も。

C評価

C評価:ロジハービン 想定6番人気(推定12.2倍)

前走の京成杯(GⅢ)ではオニャンコポンに0.2秒差の2着。後方13番手から押し上げて、4コーナーで5番手から上がり2位を記録。中山適性は高い。ただ、この時は比較的外有利の馬場になってきていたので、内を突いたテンダンスや馬群の中にいたアライバルなどがスムーズさを欠いた中、勝ったオニャンコポン、ロジハービンが外から一気に差し切ったレース。

レース結果ほど評価はできない。弥生賞で馬券内にくるためには、京成杯から一段レベルアップが必要か。

C評価:マテンロウレオ 想定5番人気(推定9.5倍)

前走のきさらぎ賞(GⅢ)ではダンテスヴューとの競り合いを制して強い競馬。ただしメンバーのほとんどが重賞初挑戦。レースレベル的には疑問視できる。

C評価:メイショウゲキリン 想定10番人気(推定23.6倍)

きさらぎ賞組。前走は逃げることができて3着に粘ったが、切れる脚が無いのでここでは厳しい。