競馬予想

天皇賞・春(G1)の予想とレース展望|2021.5.2

自信度:
★★★★☆
本命:
カレンブーケドール

阪神3200mで開催される伝統の一戦!

2021年5月2日(日)に阪神競馬場で行われる天皇賞・春(GⅠ 芝3200m)のレース予想と展望をしていきます。

※前日段階での予想です。当日のパドック見て、予想を変更する場合もあります。Twitterで更新しています。

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天皇賞春2021の予想印

◎カレンブーケドール
○ワールドプレミア
▲オーソリティ
△ユーキャンスマイル
☆ウインマリリン
☆アリストテレス

レース展望

京都競馬場の改修工事で、今年の天皇賞・春は阪神競馬場で開催。阪神3200mの傾向など分からない部分は多いが、基本的には実績・能力重視で予想を組み立てるという基本に立ち戻って印を回しました。

◎カレンブーケドール

この馬を本命にするのは初めて。いつも馬券の相手には入れていましたが、今回は本命にします。この馬は典型的な叩き良化型の馬。前哨戦を叩いて本番というローテを選択。前哨戦でも何か一頭に負けてしまい、相手強化の本番で善戦。この繰り返しで勝ち星どころか重賞勝ちすらない。出走したGⅠはすべて掲示板内を確保は素晴らしい。

「陣営がなぜ天皇賞・春を使うのか?」というのが最大の焦点。

結論から言うと、問題なし。「距離を短くするよりも長くする方がいい」と国枝調教師が言うように、スパッと切れるというよりもいい脚を長く使うタイプ。陣営がタイトルを何とか獲らせたいという思いから天皇賞春への参戦が決まった。

今後の予定については分からないが、仮に宝塚記念、天皇賞秋、エリザベス女王杯、ジャパンカップ、有馬記念のどこかには参戦するだろうが、同世代のクロノジェネシス、ラヴズオンリーユーを筆頭にコントレイル、デアリングタクトなどの三冠馬、新星レイパパレなどと相まみえるとなると、メンバー的には天皇賞・春しかない。

有馬記念で底が見えた。天皇賞春で牝馬は難しいという世論があるが、昨年の有馬記念はメンバーが強力だし、ワールドプレミア以外の今回出走メンバーには完全に決着がついている。牝馬の天皇賞春の勝ちが、長年無いのも時代の流れ。

今は、牡馬よりも牝馬が強い時代であることを忘れるな。

人気的にも不安要素が明確なので、ディアスティマより下とは舐められたもんです。ディアスティマが有馬記念参戦していたらおそらく二桁着順。今回は人気的にも買いの一頭。

不安があるとしたら、隣の枠に入ったアリストテレスが道中暴れないかどうかだけ。ポジション的には同じ位置になりそうなので、アリストテレスがもしかかってしまった時に影響を受けなければいいなと。

○ワールドプレミア

有馬記念4着から日経賞を叩いてという臨戦過程。ここ狙いであることは明らか。カレンブーケドール同様に戦ってきた相手が違う。この馬も開いてなりに走る馬で、エンジンのかかりが遅い馬。仕掛けどころを間違えると差し遅れる可能性もあるので鞍上の仕掛けのタイミングが勝負の分かれ目。武豊騎手が理想だったが、怪我で乗れるか分からないなかだったので、福永騎手に早い段階で依頼していた。ここはカレンとの一騎打ちの様相。

▲オーソリティ

今の時代に珍しいステイヤータイプの馬。青葉賞・アルゼンチン共和国杯勝ちが示す通り、比較的大箱向き。阪神外回り→内回りも守備範囲だし、器用に立ち回れる馬なので大外枠から鞍上がどうエスコートするかが見どころ。

それと中間の調教で一番良く見えたのがオーソリティ。長めから負荷をかけて終いを伸ばす調教ができている。スタミナにも不安が無い。3200mずっと外を周るのはロスが大きいので、川田騎手もどこかで内にいれるはず。折り合いも大丈夫なので、このメンバーなら能力上位。

△ユーキャンスマイル

この馬の取捨には結構悩んだ。個人的には、全盛期よりも一枚能力的に下がった印象も、一週前追いきりでCW78.2秒というここ最近では一番の時計を出してきている。調教の動きだけなら、昨年の阪神大賞典、2019年の有馬記念の頃と同等。能力的に上がり目は無くても、仕上がりだけならかなり評価できる。馬券内に突っ込んでくる可能性高い。

☆ウインマリリン

今年は阪神大賞典組よりも日経賞組を評価したい。日経賞は、内をうまく立ち回って優勝。昨年の暮れから徐々に調子が戻ってきた印象。この馬は距離延長の方が走る。距離延長では良い競馬を続けている。AJCCが個人的には余計かな?という見解だが、3200mにも十分対応できるスタミナは兼ね備えている。皐月賞を制した鞍上と継続コンビも良い。

☆アリストテレス

菊花賞2着、そしてAJCC1着、前走阪神大賞典で7着と見てきて、この馬はステイヤーというよりも中距離の馬の印象を持った。実際、コントレイルも長距離よりもマイルから中距離が適距離。その馬と決着となった昨年の菊花賞は、ステイヤーに不向きな展開だっただけ。

今回外枠に入ったら間違いなく消していた。少しの距離ロスが仇となると思ったので、、。ただ、1枠2番でルメール騎手というのが厄介。皐月賞でもアドマイヤハダルをうまくエスコートしたように、長距離でスムーズに競馬させることには長けている騎手がこの枠に入ったら抑えるしかない。馬体がすごく奇麗な馬で好きだが、個人的にはGⅡレベルと思っている。馬場が渋ったら消します。

購入予定馬券

馬券
点数
馬連流し:◎-○▲△☆☆、三連複1頭軸流し:◎-○▲△☆☆
計15点