競馬予想

共同通信杯(G3)の予想とレース展望|2021.2.14

自信度:
★★☆☆☆
本命:
レフトゥバーズ

牡馬を一蹴するか!?3歳牝馬の真打登場?

2021年2月14日(日)に東京競馬場で行われる共同通信杯(GⅢ 芝1800m)のレース予想と展望をしていきます。

※前日段階での予想です。当日のパドック見て、予想を変更する場合もあります。Twitterで更新しています。

カズマルのTwitterアカウントはこちら

共同通信杯2021の予想印

◎レフトゥバーズ
○シャフリヤール
▲キングストンボーイ
△ヴィクティファルス
☆ステラヴェローチェ

レース展望

好メンバーが揃った印象。朝日杯FS2着のステラヴェローチェが参戦しただけでなく、1戦1勝馬でも良血馬のシャフリヤール、ディオスバリエンテ、ヴィクティファルスなども参戦。

さらに、クイーンCと両睨みだったレフトゥバーズも出走するなど、話題性も含めて面白いメンバー構成となりました。この一戦で、牡牝のクラシック注目馬が出てくるかもしれないと思うと楽しみな一戦です。ただし、馬券的には難しいので少額投資にしようかと思います。

◎レフトゥバーズ

新馬戦は牝馬限定戦ながらも上がり33.4秒と上がり2位と1秒差の強烈な瞬発力で圧勝。しかも馬なりで…。馬体は420kg弱と小柄ではあるものの、未知な魅力以上に3歳牝馬の真打登場に期待したい。父ディープインパクト×母父Tapitと言えば、グランアレグリアアルーシャに代表されるように1400~1600では無類の強さを発揮する血統。1800m戦が鍵だが、戦歴が浅い馬が多いのと確固たる逃げ馬不在なら、瞬発力勝負になると見て思い切って本命にする。

○シャフリヤール

皐月賞馬アルアインの全弟。走法も似ているような印象を受ける。前走は2着馬と首差もレースセンス抜群。上がり3F11-9-11.6-11.5というゴールに向けて加速ラップのレースに対応。福永騎手も4週続けて調教に跨るほどの熱の入りよう。陣営の期待が伺える。調教も良く動けているので走れる大勢は整っている。あとは良血馬通りの走りが見せられるか。期待しかない。

▲キングストンボーイ

デビューから一貫してルーメール騎手が騎乗。クイーンCのククナ同様、日本のリーディングジョッキーが選んだとなると無視できない。netkeibaの特集で、藤沢和雄調教師の言葉にかなり熱が入っている模様。

「2戦目は道悪が敗因?いやいや、そういうことじゃない。しまいはしっかり脚を使ってくれていたから。それよりも気難しい面を出して、出遅れてしまったのが痛かった。デビュー戦もフラフラして、若さを見せていたしね。ただ少しずつ馬が良くなって、前走(ベゴニア賞)あたりは上手に走ってくれた。この時期に馬がグングンと良くなってくるのはすごく大事なことだよ」

引用元:https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=183602

「本当に著しい成長で、シンボリクリスエスゼンノロブロイ(ともに3歳4月の山吹賞で2勝目)と比べても、2か月くらい早く良くなってきている。2頭は青葉賞を勝って、残念ながらクラシックは勝てなかったけれど、キングストンボーイの場合はもっと期待できるのかなと思うよね」

引用元:https://news.netkeiba.com/?pid=news_view&no=183602

調教で鍛えるというよりもレースでの実戦で馬が成長できるようにしていく藤沢流の馬。名伯楽のラストクラシックに向けての期待の一頭。

△ヴィクティファルス

新馬戦は目立った勝ち方でなく、相手も弱かったというのが一般的な見解。ただし、ストライドが大きく走りのフォームが良い印象。東京は合いそう。ここは試金石も松山弘平騎手にとっても、なんとかクラシックにお手馬を持ちたいところ。

☆ステラヴェローチェ

実績はメンバー随一は間違いない。重賞勝ち馬もこの馬だけ。その分、57kgを背負わされるのは致し方がないが、前走の朝日杯FSでは上がり3F33.5秒の脚は強烈で出色。後ろから来た馬では唯一掲示板を確保しての2着。普通に走ったら負けない。

ただし、共同通信杯に限っては、1番人気が過去10年で[1-3-1-5]という結果。勝ち切るとまではいかない。単勝1倍台でも昨年のマイラプソディ(4着)、アドマイヤマーズ(2着)、グレイル(7着)と3年連続で勝てていない。ムーヴザワールド、ハートレーも勝てなければ、あのドゥラメンテもリアルスティールに敗れての2着。ここで仕上げる意味もないステラヴェローチェとしては、鬼門となるレースか。2着・3着は十分にありえるが頭では買いにくい。それに、鞍上がノリさんであることも忘れずに。

 

他に気になるのは、エフフォーリアタイソウ

エフフォーリアは、前走の百日草特別の走りは鮮やかであるが、ギリギリまで追い出しを我慢した(前が単純に開かなかった?)ことで、ラスト切れた印象。ここでも同じように走れるかどうか。

タイソウは、ストライドが大きく小回りの中山よりは、間違いなく東京の方が合うと見ている。広い競馬場でノビノビと走れる今回は、変わり身があるかもしれない。展開的にも向きそうな一頭。もしかするとこのどちらかを馬券内に入れるかもしれません。

共同通信杯 2021 購入予定馬券

馬券
点数・結果
馬連BOX:◎○▲△☆
計10点

レース回顧&狙い馬

1着 エフフォーリア 1:47.6
2着 ヴィクティファルス
3着 シャフリヤール
4着 キングストンボーイ
5着 ステラヴェローチェ

1000m通貨61.9秒と予想通りのスローペース。1着~7着まで上がり3Fが33.3秒~33.6秒という結果。位置取りが着順に左右した結果と言ってよい。

エフフォーリアは終始よい位置取りで横山武騎手がうまくエスコートした。2馬身半の着差通り強い競馬。この先のクラシックが楽しみになった。対して2着以下は、展開次第では着順が入れ替わる印象。

4着キングストンボーイは道中は11番手追走だっただけに後ろから4着まで押し上げたのは評価できる。ステラヴェローチェも仕上がり切っていない状態で5着ならまだ勝負付けは済んでいないという評価で良いかと思う。

期待していたレフトバーズは、牡馬に揉まれて少し厳しい展開だったかもしれない。結果的にはクイーンC出走していた方が良かった印象。